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アサミストの独り言

アサミストの独り言

46 隠岐伝説殺人事件

隠岐


作品NO.46.隠岐伝説殺人事件。  浅見リストNO.28
背景の社会テーマ 
感想
浅見は、「後鳥羽上皇史跡発掘学術調査団」に同行、記録係を務める事になり隠岐へ渡った。到着早々の歓迎パーティに、「後鳥羽上皇の墓を暴くと祟りがある」と調査中止をせまる小野老人が現れる。その夜、小野老人本人が、笑いながら溺死する。
しかしまあ、今回浅見ちゃんはとてつもない物を発見してしまったんですね。
存在しないはずの源氏物語絵巻「薄雲」の巻、時価数十億円の超国宝物でした。
平安末期に描かれたあの絵巻物が後鳥羽上皇の手で隠岐の島に残されていたんですヨ。いずれ軽井沢の浅見光彦倶楽部に展示されるんでしょうね。
さて、今回のお話は終戦末期旧陸軍の毒ガス兵器の基地が隠岐の島に建設され、そのどさくさに軍の将校が隠岐の村上家に保管されていた後鳥羽上皇の宝物を隠匿私物化したことに始まります。対抗した村上家がその一部を毒ガス兵器の笑気ガスと共に後鳥羽上皇の火葬地に埋蔵し現在に至ったというわけです。
その結果が冒頭の事件経過となって現れます。当時軍属として参加した白倉教授がこの埋蔵品を横領するために発掘団として参加、隠れて発掘しようとして次々と毒ガスで死亡していくというストーリーです。
白倉も同じ運命に・・・。
犯人は旧日本軍と後鳥羽上皇の呪いという結末ですが、ドタバタした経緯はとっても面白いですね。



探偵・浅見光彦 
ヒロイン・佐治貴恵(22歳T女子大大学院生)

被害者 小野老人 小野老人の息子(20年前に死亡) 
    佐田教授(団長) 白倉教授(団員)  全員毒ガスで死亡    
犯人  北本老人(島の住人)
終結  犯人は後鳥羽上皇の呪い


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